2022/02/07 23:31
珍しく夜遅くに車を走らせ、出来るだけ名古屋に近づこうという計画だったけど、ご飯を食べたら疲れもあって眠くなってきた。
どうやら港に大きな駐車場のある道の駅があるということで、今日の寝床が決定。
ところが、、、
急カーブを抜けたそこは明かりもなく、静まりかえっていて、ゲートが閉まり「21:00で閉鎖されます」と赤字で書かれた看板。
軽くショックを受けつつ、慌てる事なかれ。
旅にハプニングは付き物。
慣れた調子で2人でスマホを取り出し、周辺を検索。
。。。。
探せど探せどめぼしい場所は見つからず近くに公園もなく、眠れそうな所へは少なくても1時間以上は走らなくてはならない。
何だかんだと悩んでいるうちに、日付けが変わりそうな時間になってきた。
疲れもあり、車内は微妙な空気に。
ここは最終手段、神奈川の友人へメッセージ。
本当は、明日少し会おう。と話をしていたし、なにより子供が産まれたばかりのお宅に深夜にお邪魔するのは気が引けたけど、「今夜でも泊まりにおいでよ」と言ってくれていた彼の言葉に甘えつつ、お礼の印に岩手の地酒「AKABU」を持参して、何とか自分の気持ちに折り合いをつける事にした。
地元から友人が旅のお供に送ってくれた酒を取り出しながら、ほんと助けられてばっかりの旅だな、、、と思った。
メッセージの返事はお手本のような快諾。
彼の性格を考えると予想通りだったから逆に申し訳ない気持ちになったけど、本当に有り難い。
3年ぶりに会った友人は時代の流れを感じさせない笑顔で迎えてくれて、AKABUも喜んでくれた。
お酒を飲めない僕も、眠くなるのは分かっていたけど、久しぶりの再会で少しだけ。
真夜中の晩酌を終え、事前に敷いてくれていた布団に滑り込んで天井を見上げると、ぶら下がった瓢箪ランプが綺麗な麻柄を映し出していた。
なんて素敵なランプなんだろうと眺めていた灯りが明日から予定を大きく変えていく事になろうとは、、、
